メールマガジン「ベトナム株情報」　
VOL.102
2010.11.9

※文字化け等でご覧になれない方は、こちらからご確認頂けます。
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理論株価と現在の株価の乖離率をベースに、
企業決算内容、業績計画、業界動向等を踏まえ、
当該銘柄についての投資判断を5段階で評価。
対象企業の過去から現在、そしてこれからの姿がこのレポート一本で見えてきます。
ベトナム株歴の長い方にも、これからの方にも必携です。

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ベトナム株投資は、今では、遠い国の知らない企業に投資することではありません。
本書を読めば、そのことがよくわかると思います。
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CONTENTS

01. 国営企業の株式会社化が促進
02. 週間☆アクセス数上位ランキング！
      （11月1日～11月7日）
       ベト株特集
03. 噂のうわさ話
    KHP(カインホア電力)

04. サイゴン・街角風景
家の中からこんにちは

01. 国営企業の株式会社化が促進

　戦略的パートナーへの株式発行方法、土地使用権の確定
方法、地域のアドバンテージの確定方法など諸問題の解決
方法が見出せないことにより、国営企業の株式会社化は停
滞しているが、財政省傘下のグエン・クエット・ティエン企業財
務局長によると、政令第109号/2007/ND-CPを調整する政令
草案が既に司法省に提出されており、12月までに公布される
予定であるという。

政令草案では、一般株主へ株式競売による新規株式公
開(IPO)を実施した後に戦略的パートナーへ株式を発行す
る場合、戦略的パートナーへの発行価格は基本的には戦略
的パートナーと交渉した上で決定するものであるが、IPO最
低落札価格より安い価格に設定することは出来なくなる。
また、IPOを実施する前に戦略的パートナーへ株式を発行する
場合でも、基本的には戦略的パートナーと交渉した上で発行
価格を決定するが、その後実施される株式競売の最低公募
価格より安い価格に設定することは出来なくなる。

国営総公社・グループ傘下で資本金5000億ドン(約200億8000万
円)以上の保険・銀行・航空などの特殊企業は、IPO実施前に戦
略的パートナーを選出したいと考えているが、選出条件・発行
方法・発行株式数について、首相から指導を受けるための要
請を行わなければいけなくなる。

草案で定められている土地使用権やのれん代などの時価に
基づく確定方法は、政令第109号/2007/ND-CPと変わりが
ないが、確定方法についての詳細なガイダンスが補足される。
企業価値の算出に用いられる土地使用権や土地賃貸料は、
各市・各省人民委員会が定める土地の時価表によって算
出される。好立地な土地の土地使用権を取得したり賃貸
している企業は、地理的なアドバンテージも企業価値に
加算することになる。

企業ののれん代は株式会社化が決定した時点で定められるが、
財政省ガイダンスによって算出される金額を上回らなければならない。

なお、以前より詳細なガイダンスが発表されることで、国営企業の
株式会社化が促進されることが期待されている。

02. 週間☆アクセス数上位ランキング！
（11月1日～11月7日）

このコーナーでは、前週のベトナム株情報（www.viet-kabu.com）のアクセス数の
多かった記事を紹介いたします。

1 位 ・ベト株特集・
優良企業は新株発行増資を行わない
[2010/11/04 12:30 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/vietselect/101102074518.html

　政府はこのほどベトナム電力グループ(EVN)傘下のEVNテレ
コムの株式会社化に向けて、FPT情報通信(FPT)とFPT傘
下のFPTテレコムがEVNテレコムの戦略的パートナーになる
ことを承認した。国内ミルク最大手のビナミルク(VNM)も効率
的な事業拡大で市場シェアを着実に伸ばしている。ベトナム
を代表する2大企業の共通点は、1株利益(EPS)を安定的に
維持させ、増資に対して慎重な姿勢を示していることである。

ブロードバンドインターネット市場シェア30％を獲得している
FPTであるが、競合他社のベトナム郵便通信グループ(VNPT)
やベトテル軍隊通信グループ(ベトテル)などが積極的に3G
サービス市場を開拓している中、同サービス供給の認可を
取得していないFPTは、認可取得済みの企業株式を取得する
ことで3Gサービス市場に進出しようとしている。

サムスンやノキア、LGなどの生産業者は、卸売業者を多様化し
自社流通網の拡大を図る戦略を取っているため、これまで巨額
の利益をもたらしていた販売部門は最近経営不振に陥り、FPT
ブランドの自社携帯開発を始めた。

売上高10億ドル(約805億2000万円)以上を維持させながら
安定的なEPSを確保していくことは簡単ではない。しかし・・・・

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2 位 ・ベト株特集・
VIXが本社を移管、証券会社の閉鎖は相次ぐか
[2010/11/03 15:30 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/vietselect/101101055758.html

ビンコム不動産[銘柄コード：VIC] は非効率的な経営が続い
ている金融分野への投資規模を縮小させるため、傘下のビン
コム証券[銘柄コード：VIX]ハノイ本社を閉鎖し、ホーチミン市
に移転することを決定した。

これによりハノイ市本社で取引していた投資家は、ホーチミン市
本社もしくはVPバンク証券に移管するか、口座を閉鎖し資金
を回収することになる。手続きは10年27日から15日間で完了する
予定である。

関係者の話によると、北部在住の多くの顧客はホーチミン
支店への口座移管を嫌い、手持ちの株式を売却し口座を閉鎖、
または北部の他の証券会社へ移管したという。軟調な相場が
継続しているため、小規模の証券会社は経営破たんする可能性が
高いとの懸念から、大手銀行傘下の証券会社が好まれる傾向にあるという。

実際のところ・・・・

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3 位 ・ベト株特集・
2011年ビジネス環境ランキング、改革国部門で4位
[2010/11/04 19:18 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/finance/101104070428.html

　世界銀行(WB)及び国際金融公社(IFC)が11月4日に発表
した「2011年ビジネス環境」レポートによると、ベトナムは経営
規制改革ランキングで、カザフスタン、ルワンダ、ペルーに次いで第4位に就いた。

2011年ビジネス環境の総合ランキングでは、2010年の88位
から10ランクアップの78位になった。ワンストップサービスの設置、
新築住宅の所有権登録手数料の50％削減、信用情報システム
の改善などから、ベトナムは経営手続きの簡素化、経営規制の
改革を進めていると評価された。

そのほかでは・・・・

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03. 噂のうわさ話

※くれぐれもお取り扱いにご注意ください！！
現地投資家は何を考え、何に基づいて投資をするのか？いろいろと推察しながら、
しかし、あくまでも「噂として」お楽しみください。

※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、毎週有料会員向
けに配信しているメールマガジン「ベトナム株通信」の過去記事をご提供いただい
たものから「ベトナム株情報」が独自に選んだ、おもしろい噂を組み合わせて掲載
しています。

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ベトナム現地投資家のうわさ話・KHP(カインホア電力)の巻！
(2010年11月9日発行ベトナム株通信第1206号)
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■KHP(カインホア電力)■↑

　第3四半期に金融投資引当金を30億ドン(約1200万円)追加したが、
VNインデックスはすでに底入れしたため、第4四半期に金融投資引当金を
追加計上する可能性は極めて低い。

　第4四半期利益は100億ドン(約4000万円)の見通しになっており、2010年の1株
利益(EPS)は1630ドン。現在の株価1万1000ドンに基づいて算出する株価純資産
倍率(PBR)は0.93倍、非常に低い水準になる。今のうちにKHP株を買うべきだ。

04.サイゴン・街角風景

毎週、ベトナムのほのぼの写真をお届けいたします。
今週は「家の中からこんにちは」です。

分かりますでしょうか、
家の中からにょっきり生えている棒が。

ベトナムの電信柱は日本の何分の一か位に細いので、
存在感が薄いのですが、何と！

この家には電信柱があります!!

この事実に気が付いたときは本当に衝撃的でしたよ。
何だコレ、邪魔臭い棒があるなあ位にしか思っていなかったのに
実は電信柱だったとは。

ベトナムの家はあちこち設計に不思議なところがあるので
余り気に留めていなかったのですが、家の中に電信柱って・・・
明らかに設計ミスでしょ。

家を建てたときに既にこの電信柱が存在していたのでしょうか。
それにしてももうちょっと何とかならなかったのでしょうかね～。

なんて思っていたら、何と！

自家用電信柱なんだそうです。

設計ミスでも何でもなくわざわざ設置したものだそうですよ、
家を建てたときに。

マイ電信柱・・
何と感想を述べたらいいのか分かりませんが、
こういうところがベトナムの興味の尽きないポイントであることには
間違いないですね。

（photo by babatman）

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今回は、ここまでです。

最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。
今後とも、「ベトナム株情報」をよろしくお願いいたします。

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